1分で読める解決のヒントBlog。栃木県足利の戦略人事コンサルタント事務所 代表の櫻木です。残業時間の規制が始まりましたね。毎月36協定の時間数を超える社員がいますよね。人事担当者として、社員の残業時間の管理をどのようにしていますか?今回のヒントは、 あなたの頭が「ルール 罰則 注意」が洗脳されていることを疑うこと。 その理由は、 社員が積極的に従うようになるには、「人間のインセンティブに働きかけること」 社員のココロに注目すること、がヒント。 私が担当したお客様のお話 千葉県の建設業のお客様です。特に施工管理の職種は残業時間が多くて、月に60時間を超える社員はざらにいます。 人事担当者は残業時間をしっかり管理して、役員が参加する衛生委員会で発表するのです。発表された社員は、上司を通じて役員から叱られます。 これを、2年運用しているのですが、ある特定の社員の残業時間は全く減りません。 人事担当者は、「法律や規則、罰則を作る」「権威のある人に影響力を行使してもらう」「納得させる」など頑張っているのにも効果が全くなし…。 その社員にインタビューすると、「現場にいる人でないと分からない」「人事は何もしてくれない」「注意されることばかり」と、反省する気持ちはなかなか感じられません。 どうしてか、考えてみて下さい。 あなたが、お金に細かい遅刻をする常習者だとします。上司、同僚から何度も何度も、注意をされていたら?どんな時に、時間どおりに行きますか? もし、そこで朝食を奢るから時間どおりに来て欲しいと言われたら?あなたの気持ちに変化はありそうですか? お客様のケースでは、 前日の残業を減らせた場合には、翌日弁当がタダでもらえる制度を導入。 問題社員だけでなく全体の残業時間がが大幅改善に繋がりました。 このような経験をしているからこそ、 今回のヒント インセンティブシステムを利用して問題を解決すること を検討してみて下さい。 戦略人事コンサルタント 櫻木